三重県・和歌山県にあります、
熊野三山(熊野本宮大社・熊野速玉大社・熊野那智大社)をすべて参拝してきました。
これから熊野へ行こうとしている方、
どんなところか知りたい方に役立つ内容になってますのでぜひご覧ください!
熊野三山が世界遺産??
熊野三山は世界遺産【紀伊山地の霊場と参詣道】に選ばれてますが、この世界遺産の名前をみても「???」ですよね。
簡単に言うとこちらの世界遺産は
「熊野三山」、「高野山」、
「吉野・大峯」の
三つの霊場とそこに至る「参詣道」
で構成されており、3つの宗教の
聖地が集まっている世界からみても
珍しい場所なんですね。
熊野古道の【熊野】
和歌山にある真言宗のお寺【高野山】
奈良の桜名所【吉野】
というとなんとなくイメージしやすい
かもしれません。
那智大滝
日本一の落差を持つ滝、那智大滝です!
高さ133メートルから流れ落ちる大滝は圧巻です。
ところで現在世界一の落差を
持つ滝はどこだと思います?
南米ベネズエラにある
エンジェルフォール(979メートル)です。
こちらも世界遺産ですね。
那智大滝の約7個分の高さ…
スケールが大きすぎてイメージしにくい…
いつか実物をこの目でみてみたいもんです!
さてさて那智大滝に話を戻しまして
この滝のすぐそばにも神社があり
ここが熊野三山の一つ熊野那智大社と
思ったら違いました!
ここは熊野那智大社の別宮にあたる
飛瀧神社(ひろうじんじゃ)です。
(漢字がかっこよすぎる)
熊野那智大社はこの飛瀧神社から
歩いて20分ぐらいのところにあります。
滝そのものがご神体だそうです。
ここでも自然崇拝ですね!
そしてなんと300円支払うともっと
滝の近くまで上がれる観覧舞台が
ありましたので行ってみました。
延命長寿の水という滝壺の水も
しっかり飲んでいきました!
かなり近くで滝を見れるのでぜひ飛瀧神社に参拝される時は行ってみてくださいね。
熊野那智大社
熊野三山の一社、熊野那智大社は
隣に那智山青岸渡寺がありまして
先ほど紹介した那智大滝の飛瀧神社から
石段を登り、20分ほど歩いたところに位置しています。
社殿は鮮やかな朱色で重要文化財に
指定されていました!
熊野速玉大社
熊野三山の一社、
熊野速玉大社は新宮市にあります。
なんとこの神社のご神体は速玉大社からすぐ近くの神倉山のコトビキ岩。
このでっかい岩なんですが
コトビキ岩、めっちゃ急な階段の
上にあるんです…
まじで登るのきつかった…
↓こちら階段の入り口です
みるからにつらそうですよね笑
コトビキ岩がある神倉神社は
熊野速玉大社の摂社だそうです。
(摂社とは本社に付属しその祭神と縁故の深い神を祀った神社)
神社同士の関係を知るのも
おもしろいですね!
そして熊野速玉大社を訪れたら
天然記念物「熊野速玉神社のナギ」も
ぜひ見てきてくださいね。
熊野本宮大社
いよいよ熊野三山最後の一社
熊野本宮大社です。
中は撮影禁止ですので入る手前になります。
中に入ると社殿はブラックと
ブラウンでシックな外観でした。
屋根の檜皮葺が特に美しいです。
速玉大社と那智大社はパキッとした
朱色の社殿でしたが
本宮大社は他とは雰囲気が違い、
荘厳な印象でした。
御朱印帳のデザインもかっこよいのです。
旧社地大斎原
熊野本宮大社へ行ったならばぜひ
立ち寄っていただきたい場所
「大斎原(おおゆのはら)」です。
本宮大社から500mほどのところにあり
徒歩で行けます。
一体ここに何があるのかと言うと
熊野本宮大社はかつてあった場所なんです。
熊野本宮大社はかつて
熊野川・音無川・岩田川の
合流点にある中洲にあったようですが
明治に起こった大水害が本宮大社の
社殿を呑み込み、
社殿の多くが流出したため、
現在の熊野本宮大社がある場所に
遷座したそうです。
現在はこんもりとした森にとても大きい鳥居がありますのでわかりやすいと思います!
山・川・空が本当に綺麗な場所でした。
番外編 ぜひ立ち寄ってほしい場所
世界遺産好きの方は特に寄って
ほしい場所があります。
和歌山県世界遺産センターです!
熊野本宮大社の向かいにあり、
こちらも徒歩で行けます。
ここは何かというと
【紀伊山地の霊場と参詣道】の
世界遺産に関する展示解説や
わかりやすい写真を展示されています!
ここでしっかり学んでいくことで
実際に現地に行った時の学びは
もっと深いものになると思います。
おすすめです!
最後に
熊野三山は何度も訪れていますが
訪れるたびになにか新しいものを
見たり知ったりできる
歴史的・宗教的にも奥深いところ
だと思います。
そして和歌山には私の大好きな
温泉もたくさんあるので
また温泉特集の記事も書こうと思います!
お付き合いいただき、
ありがとうございました。
それではまた!
さきしまより
コメント
熊野三山、、いってみたいですねー!
コメントありがとうございます!
3ヶ所ともそれぞれの特徴があり
楽しい旅でした。
ぜひ行ってみてくださいね!